JRの善光寺御開帳フリーという切符を使って。
新幹線往復で11800円。
お土産もついていてお得だ。
御開帳が七年に一度ということで、この切符も人気があるらしく
隣り合った席が取れずにしかもグリーン車しか残ってなかった。
今回は朝遅めに出ての善光寺一点集中旅行。
11時ごろ長野について、長電乗って善光寺に行った。
善光寺には長電使うよりもバスか歩きのほうがいいと思う。
仁王門をくぐると行列が出来ていた。
どうも、これが回向柱をさわるための列らしい。
ずっと仲見世通りから山門の向こうまで続いている。
どうしようかと話し合ってとりあえず並ぼうということになった。
20分くらい並んでいると行列の中をかき分けて警備員が道を空けてといいながらあるいてきた。
参拝者は間を空けて2列で並び、しばらくすると女性の上人がお供をつれて歩いてきた。
みんな拝みながら見送った。
タイミング良く面白い光景に出会えた。
30分位かけて山門に着くと目の前に回向柱が立っていて人が群がっている。
期待が高まる。
で、そこから実際に回向柱にさわるまでさらに30分かかった・・
回向柱には本道内内陣に安置された前立本尊、中尊阿弥陀如来の右手へとつながる綱が結ばれていて、
この柱を触ることで前立本尊とご縁が結ばれるらしい。
たっぷり触ってご利益を願う。
このあと内陣で前立本尊を参拝した。
この善光寺のご本尊は絶対のお秘仏で決して姿を現すことはないので、
この仏さまのお姿をお写しした仏さまが前立本尊でこれを7年に一度開帳しているとのこと。
30分並んで、焼香して、ご利益を願う。
このあたりですでに2時近かったので、仁王門を出て蕎麦を食べた。
仲見世通り真ん中あたり、善光寺に向かって右側奥に小さい回向柱があった。
世尊院釈迦堂で、中に涅槃仏があってやっぱりその手に綱がついている。
こちらの柱にも触り、ご利益を願う。
本道の裏側にある、忠霊殿でダライラマから送られたという仏像を拝んでご利益を願う。
その下に資料館があって、見学。
中に、一文字奉納というのがあって、般若心境の二百数十字の中から好きな文字を一字選び、願いを込めながら書き写す。
するとお寺でそれを焼いてくれて思いが通ずると言うことらしい。
僕もある文字を書いてご利益を願う。
善光寺本堂に戻ってお戒壇巡りをする。
ご本尊真下の真っ暗な回廊を巡って「極楽の錠前」を探り当て、秘仏のご本尊と結縁するとのこと。
中はほんとに真っ暗で、全く前が見えない。
右手で腰の高さの壁を伝って歩くと、何かを見つける。
それが「極楽の錠前」らしく、ガチャガチャいじくり、ご利益を願う。
本道の正面左側にご印文とあったので行ってみた。
ご印文とはご本尊の功徳が込められた三つの御判で「ごはんさん」とも呼ばれる。
この期印文を頭に頂戴し(頭に載せてもらう)、ご利益を願う。
そろそろ5時になりそうだったので帰路についた。
すると参拝者が一列に並んでいる。
何だろうと僕らも並んでみると、仁王門のほうからお供をつれた女性の上人が歩いてきた。
お供の警備員が前に出て頭を下げてと言いながら歩いている。
見ると上人が参拝者の頭に触れている。
なんか意味があるんだろうから、僕らも頭を出した。
上人に頭を触れられつつご利益を願う。
タイミング良く、また面白い光景に出会えた。
これで僕の善光寺参りは終わり。
長野駅に戻って新幹線で帰路についた。
8時着だったので上野駅のそば屋でちょっと一杯やって帰った。
・・・
・・・
この善光寺御開帳フリーという切符にはお土産がついていて、指定の土産物屋で交換。
500円くらいのものかな、なんて思っていたら2100円相当のお土産でびっくりした。
5種類の中から、僕はみそ、漬物セットを選んだ。
家に帰ってお土産を楽しみにしていた
のだが・・
土浦駅で降りた時、ん?何か足りないような・・
あっ!みやげ物が無い・・
そうです、僕はいい感じにほろ酔いになってしまい、お土産をどこかに置いてきてしまったんです。
ああ、あれだけ願ったご利益はどこに?
いきなり、ご利益なしかい!
と落ち込みながら帰った。
食べ終わって席を立つ時には持っていた気がする・・
おそらく、会計前にトイレによったのでその時か?とも思う。
がっくり来て、アパートに戻り、だめもとで上野駅のそば屋に電話してみた。
みやげの忘れ物なかったかな?と聞くと、ああ・・ありましたねえと店員。
すまないけど着払いで送ってよと頼むとわかりましたと店員。
確実につくか約束できませんがと言われるが、いいよ送ってよと頼んだ。
やれやれ、せっかくお土産ただだったのにお金がかかってしまった。
最後に酔っ払いサラリーマンのような落ちがついて、長野善光寺御開帳日帰り旅行は終了。
いままで、一ヶ所だけ巡るというたびはしたことなかったけど、いいかも。
じっくり見れてしっかり記憶に残りそう。
思ったよりも楽しかったな。